校長コラム

Column

よくある【誤訳】~悲しき誤訳の行く末は…~

よくある誤訳 校長コラム

久々、登場!
けしからん造さんが、またもや何か言いたげにこちらをのぞいています。

さあ、今回はどんなことが気になってしまったのでしょうか。少しお話を聞いてみましょう……

——“意地を張る” と “いじらしい” は違うのだ。

『There are some things that Ann doesn’t know.  For example, “ mochi ” is a kind of Japanese food.  We tried to tell her the way to make mochi.』

さて、今回はSNSに載せた “よくある誤訳の悲しい例” の1つを紹介しよう。

悲しい誤訳の例:
『それらがたくさん思うのは、アンが知らない。たとえばお餅は優しい日本の食べ物です。私たちはお餅を作るための道を彼女に言って疲れました。』

まずは、訳したこの中学生を(ねぎら)いたい。
よく諦めずに食らいついたなあ、と感心する。

入試前の必死の覚悟が見られる。しかし、これでは辛いと思う。
訳していて辛いし、イヤになって当然だ。そのうち強引な訳も破綻して、設問に誤答も追いつかず、時間切れとなって撃沈……

正直エライし、国語力もある。安易に「わからない」と言ったり、白紙にはしないのはエライ。だが、これではやはり本人が辛いしストレスも溜まる。きっとこの先、英語が嫌いになってしまうはず。

もっと厄介な生徒さんは、自分が「これでうまく訳せているから問題ない」と考えていることだ。最近は自尊心を鍛えているし怒られたりすることもないからだ。

謙虚になった方がよい。意地を張らない方がよい。

“学ぶ” の語源は “まねぶ” ——つまり “真似る” からきている。

高校生になってたとえ上手に訳せても、言っている意味が解らないような難解な英文になったら、もう目も当てられない。どこかの塾へ行こう。

正しい訳:
『アンの知らないものは他にもあります。たとえばお餅は日本の食べ物の一種。私たちはお餅を作る方法を彼女に教えようとしました。』

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