校長コラム

Column

無責任な、あまりに無責任な…

けしからん造の独り言 校長コラム

校長先生の知り合いの、“けしか らん造” さんが、ひと言モノ申したい! ということで、日常生活で気になったことをお話するそうです。時々、ちょっと厳しめなことも言うかもしれませんが、らん造さんの独り言ですので、あしからず……

先生「さて、テストの結果はどうだった?」

生徒「61点だった!」

先生「オッケー! ドンマイ! 大切なのは、復習して次に活かすことだね!」

一見して、ほほえましい光景かもしれない。

定期テスト・組み分けテストの翌日の授業では、生徒のテストを報告してもらいフォローする。

よくある大手の塾では、アルバイトの講師には日ごろから生徒を叱ったり責めたりといったネガティブなリアクションは禁止だ。あくまでも生徒の日常学習を叱ったりするのは校舎長か準ずる社員。最前列に立つアルバイト講師は “ほめて” “なぐさめて” “やる気にさせる” のがマニュアルなのだ。校舎長は “嫌われ役” を一手に引き受けるのが得策なのだ。

しかし、校舎長が厳しく𠮟るのか、というとそうでもない。

生徒が落ち込んで「塾をやめたい」などと言い出せば、校舎の営業成績に関わる。

 「オッケー!」 → 全然OKではない。

 「ドンマイ!」 → 気にしてほしい (Don’t mind = 気にするな)

生徒のショックや痛みは共感してあげたいが、いつまでもなぐさめてばかりでは、お金をいただいている保護者にも申し訳ないと思う。場合によっては不甲斐ない生徒の顔色をうかがっているのかもしれない。

あまりに無責任だ——

大切なことは、厳しい結果をどうやって次への反省とすべきか。しっかり原因と解決策を実行しなくては意味がない。時には、生徒の方に甘えや怠けグセがあるのなら厳しく叱る必要がある。

ここでたとえ話。

血圧を何とかしたいと病院へ通うものの、処方箋は全く飲まず、それどころか飲酒、タバコ、塩分ガッツリの食生活、運動不足……

さて、患者は係りつけの医師に「全く血圧が下がりません。この病院に来ても効き目はない。自分は悪くない」と言うだろうか?

やはり医師も患者も(塾も生徒も)、「今を直したい」という断固とした覚悟は必要だ。

「血圧を下げたくなるように先生がやる気を出させてほしい」

「血圧を下げるために来たのだから、診察時以外の努力はしてほしい」

お互いの言い分を主張する前に、一度、冷静になってほしい、自分の胸に手を当てて。

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