~2024年 法政大 入試問題《英語》に見る論説文~
読書は紙の本が好きですか?
それとも、電子書籍で読む方が好きですか?
昭和の人間からすれば “積ん読” が何を表すコトバか、おわかりでしょう。
読まないで積んでおく、という意味です。
紙資源も地球環境を考えれば「けしからん!」という方もいれば、重たいし場所も取るから本はスマホで読むというスマートな方もいます。
さて、2024年の法政大学経済学部・社会学部・現代福祉学部の英語の入試について考えます。
[Ⅲ]の説明文では、冒頭から「 I love books 」。
つまり、筆者の読書愛を宣言。そして読みもしない本を買っては “積ん読”。妻に叱られます。
さて、みなさんはここから先のストーリーは予想できますか?
「読み切れないほど多くの本を持つ重要性」、つまり “ムダなものが役に立つ” という理論と証明を語るわけです。まさに論説文やエッセイの王道です。
人は誰しも当たり前の常識について書かれた記事など読みたくないものです。思わず「えっ!? だらしない自分でも救われるの!?」という常識を疑うような新説だからこそ、興味を持つのです。
「電気のつけっぱなしは地球のエネルギー資源をどれだけムダにするのか」
などというお説教は、できれば聞きたくありませんよね。
もう、わかりましたか?
テーマさえ冒頭で掴むことができれば、『アンチ常識』の視点で内容も推測しやすくなるのです。
これは国語(現代文)でも同じ。
(+)には(-)で、(-)には(+)の視点を持つと、難解な要旨も読み取れることが多いのです。
では次に、[Ⅱ]のエッセイは「私は夢遊病の芸術家」。
もう、ストーリーの要旨について予測はつきましたか?



